すぅさぃどあちゃんぶろぐ

めめめんへらあちゃんぽよ

映画レポ

最近1人で映画を見るのにハマってるので、

映画をみたらここに感想を残していこうと思う。

ネタバレがダメな方は見ることをおすすめしませんのでよろしくお願いします。

 

 

今回見た映画は「永遠にぼくのもの」

 

初めて知ったのはTwitterに流れてきた広告からだったが、俳優が美少年そのもの!

くるくるでブロンドの綺麗な髪、人形のように整った顔、透き通った白い肌に目立たないくらいのそばかす、大きな目はどこか憂いを帯びてる。

そしてなんともセクシーな分厚めの唇!

私が求めてる美少年そのものでした。

速攻で「これは見るしかない!」と思い立ち、調べていくと、なんと実在する連続殺人犯を滞在にしているらしい。

 

アルゼンチンの連続殺人犯、カルロス・エドゥアルド・ロブレド・プッチ。

興味のある方は調べて欲しい。

この映画の広告に、「逮捕された少年に世界は魅力され欲情した」とあるが、本当に魅力的。

人を殺したというのが嘘のように見えるほど、天使に似た美しい顔立ちの青年の写真がでてくる。その容姿から「黒の天使」「死の天使」「牢獄のマリリン・モンロー」とまで呼ばれていたそうで、私はよりこの映画が見たいと思った。

 

美少年ほど汚いものが似合う人間なんていない。キラキラとした宝石も似合うけれど、血生臭い描写や少しホコリにまみれた部屋、煙草は美少年であることをより目立たせてくれる。私と趣味の合う人はきっとこの映画に惹かれる!そんな確信もある。

 

 

こんな美しい青年が映画の1番初めに行ったのは盗みだ。とても軽やかに悪びれる様子もなく綺麗な指輪やネックレス、金目になりそうなものを次々と盗み、最後には楽しそうにダンスまで踊って家をでてくる。

彼が盗みを働く理由は金が欲しいからではなく、単純に「盗んだものを人にプレゼントすると喜ぶ」かららしいので、本当に根っから常識の通じない悪そのものだったんだろう。

 

映画の主人公はカルロス以外にもう1人いる。

ラモンという青年です。

カルロスとはうってかわって男らしく、違った意味でセクシーな男という感じ。

カルロスが彼の気を引くために彼の髪を火で焼き、わざと喧嘩に持ち込んだ。

2人の初めてのツーショットで、カルロスがラモンに殴られた頬を痛そうに腫らしながらも嬉しそうに、ラモンに向けて投げキッスをしたのがとても印象的。

この出会いがカルロスを連続殺人犯に仕立て上げたといってもいいんだろう。

 

ラモンがカルロスを親に紹介して、本格的にカルロスが犯罪に巻き込まれていった訳だが、その犯行も身軽で大胆。

必要のあるのもは盗む。欲しいと思ったら盗む。邪魔だと思ったら殺す。

まるで人をひとつの障害物だと言うかのように

カルロスは人に銃を向けて、迷いなく引き金を抜いた。

「ラモンに文句言っていたやつ、殺しておいたよ」

というセリフと犯行は、ラモンに喜んで欲しくてやった犯行だ。結果的にラモンには引かれて終わってしまったが、カルロスは気に入った人のご機嫌取りにも、容赦なく犯罪を行っているように見える。狂っていて最高に素敵。

 

さて、結果的にカルロスは、ラモンにすてられることになる。

ラモンとカルロスが盗んだ車で走っていると、警察の検問に見事捕まってしまうのだ。

ラモンはそこで初めて警察に捕まり、そしてカルロスに裏切られることとなります。

ラモンが釈放されるころには、ラモンにはもう別のパートナーがいて、カルロスはお払い箱にされてしまう。それでもラモンと一緒にいたかったのか、ラモン、パートナー、カルロスの3人で、今度はチームを組み犯行に挑むが、パートナーから、ラモンが別の人間と共に遠くへ行く約束をしていたと聞かされます。

 

 

ここで、カルロスは初めて、自分の意思で人を殺します。凄く印象的で良い描写です。

ラモンとカルロスが個室で2人抱き合うシーンから、寝ているラモンを車に連れ込み、車を走らせていくシーン。ここで2人を乗せた車は、カルロスによってわざと他の車とぶつかることになって。ラモンは死に、カルロスも重症でぼろぼろ。

多分ですがカルロスは、ラモンを殺す、というよりは、ラモンと一緒に死ぬつもりだったのではないかと思いました。でも死ねなかった。

 

その後ラモンの現パートナーとチームを組みますが、カルロスは盗みの犯行中、銃で殺し、顔に焼け跡まで残してその場を去ります。

それが警察にみつかり、逮捕されることになる。